


金曜日、大人のネタの方からの報告で恐縮ですが、その大人が「生徒や保護者さんと一緒にいい形で活動していくための人間幅をひろげる体験研修をした」と言う事で・・・・・・。

前川さんの講演会に行って来ました。
講演タイトルは(一昨日も書きましたが)
『マイノリティはマジョリティ』
〜前川さんと語る、これからの社会、これからの人生〜
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不登校、引きこもり、外国人、発達障がい、LGBT、セクシャルマイ
ノリティ、未修学者、認知症、ドロップアウトしそうなすべての人に
学ぶ権利とありのままに生きる権利がある・・
フリースクールや夜間中学など学校外教育の社会的意義と、誰もが
学び参加できる社会、誰もが普通に暮らせる社会、いじめの無い社会、
居場所のある人生などについて。
やはり、学生も多いが一般もわんさかの大盛況でして、立ち見もぎっしりでした。
講演では前川さんはいろいろな話をされています。(ご自身が仰るとおり)おやじギャグも満載でした。
その中で「これは勝手に報告してはいけないのかな?」と思えるものは控えますが。
「今日のタイトルにある、これからの人生・・・私のこれからはどうなるのか皆さんに訊きたいくらいです。」
とまず笑いを・・・・
そのように皆を食いつかせながら重要なお話をたくさんしてくれた訳ですが、
特に(あえて言えば)右に偏った勢力が都合よく使う既成道徳の危うさ、
また「憲法」の話もされていまして、だれのために誰の暴走を許さないためにあるものかを説明されています。
公務員ではないかもしれない?けど天皇だけが憲法を守っている気がするとさえ話して会場を沸かせていました。
マイノリティーな部分は誰にでもある、それが集えばマジョリティーだと言う考えもある、
これはどのようおなマイノリティーとされる人が何人、何パーセントとも解説を添えていました。
日本は外国人への支援意識、協調意識がおかしい、本当は「全国大久保化」でもいいはずだとも。
教育機会確保法は意味が大きいことは憲法の話のときにも、他のときにも何度か説明されています。
夜間中学の実態(小中不登校状態で実際の学習をほとんど受けていなくても、
その子どもの将来のために卒業扱いにする、これは文科省も指導してきたし必要なことだったのだが、
その結果として、卒業している人は夜間中学に入れないと言う困りも出ていることも説明されています。
私は、現在は不登校状態の子がフリースクール等で学習支援をしていることは大きい?と思いましたが
まだフリースクールは保護者の会費で賄っている面があるので前川さんもこの話には織り込めなかったのかな?とも思いました)
このようなお話を2時間があっという間だったと言う印象になるほど、楽しくしてくだいました。

ご一緒した山上さん(元市議、保護司や福祉施設理事など人を支える仕事を数々継続されている方です)や藤井都議(府中出身の新人で社会弱者支援をメインに活動されています)、このお二人は普段、生徒と話したり一緒に運動したりと当スクールを応援してくださっています。

今回は打ち上げに行きまして、その山上さん、藤井さんから政治の話、社会の話、地域の話をたくさん教えていただきましてありがたかったです。そのお話と前川さんの講演内容とが相まって意識は高揚!・・・私もですが、特にスタッフはがぜん「自分のやれることはまだある!」「意識を広げよう!」と強く感じた様子でした。

私はその、ほろ酔い?の中、その日の子どもたちの様子を思い浮かべていました。
今日も生徒たちはいい経験、いい人間幅の拡張の素認知をしています。


まず、皆には「体験期間後にもう2ヶ月学校登校を頑張っているTちゃんは、スクールに入会して登校の合間に皆と息抜きしたりストレスの少ない集団練習をすることにしたよ」と伝えました。皆「ああTちゃんか!」と笑顔で思い出していました。

また、午後からは多摩市の中2男子君が見学に来てくれています。生徒は皆、「本当は新人の緊張を気遣いしたい、歓迎の意志も器用に出したい」思いながら自分たちのほうが緊張します。これは思春期の児童にはかなり多い子で特別なことでもないんですがね?
それでも一声かけたらどわっと集まりその新人とゲームをできるようになった子、顔が強張らなくなった子も多くなっています。
つまり、歓迎しています。子どもたちも人間幅を広げていってますよ。


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