府中駅徒歩5分(多摩地区) NPO法人フリースクール多摩川 不登校支援
                         育児、学童保育、児童養護施設など集団の中で悩む子どもを見てきました。疎外感を持つ、空気がつらい。発達障がいや心的ストレスを理解してもらえない。皆、居場所や仲間を求めてます。 府中市府中町2-18-17。℡042-319-0408。http://freeschooltamagawa.net。リンクからも行けます。

どんなボランティアさんが長く関わってくれているのか?

今回はわかりやすく説明するために、いささか冷血に書きます。そしてまた長いです。

(本当はこれまでスクールにボランティアとして訪れてくれた方々全てに、もっと人情や包容の気持ちなどが見えていましたので、この文章に出されている課題を理由に、私たちがその方々の対応に困ったなどと言う意味ではありません。どちらかと言えば、せっかく来てくれたのに申し訳なかったなと言う思いの方が強いのです。それほど難しい面があると言うことを説明したいのです。)

ちなみにスタッフも「実質は交通費と食費程度の謝金で来てくれているので、世間ではボランティアの範疇です」

さて、これまでスクールには100を超えるボランティアさんが訪れてくれています。説明のため100人とします。

なぜにそんなに多いかと言うと「学生さんが就活のときにボランティア経験をしていたとアピールできる場の中で、特に教育保育福祉関連は人気があるからです」だいたい50人がこれに該当します。当初はある意味ではギブアンドテイクだから、半年一年でもいいかなと思っていたのですが、40人は1か月以内とか1,2回で来なくなる結果です。(もちろん数人は継続できています。)

教師や保育士、福祉等に進みたい学生さんは10人程度ですが、継続して関わってくれる方がかなりいました。今でも数人います。さすがに「誠意や慈愛だけではない何かを必要とする」「自分がこうあるべきだと思っているだけでは煮詰まる」ことが分かっているとも言えます。

また特に就活は関係なく「自身に不登校経験、生きづらい性格などがあるからスクール児童の役に立ちたい」と言う気持ちで来てくれた人も20人はいます。この「くくり」の々は継続確率が高いように見えるかもしれませんが、実はそこまで多くはないです。理由はこのブログのボランティアの話題で過去、書きましたが「まだ、生徒として参加するほうがいい、それで社会性や自信をつけるほうがいい」状態の方も多いからです。これは社会人でもそう言うケースが多いので後で説明します。

社会人の方はおおむね30人です。大別すると教育保育経験、福祉経験、育児経験のある方が7人、ご自身が同じような経験がある方は10数人。あとは何かボランティアしてみたいと言う気持ちで訪れてくれた方が数人です。それぞれの「くくり」の中から継続的に関わり生徒との関係性をつくってくれている人がいます。

さて、この中の「同じような経験を生徒に役立てたいと言う思いをもってくれている方」には、学生の説明のところにも書いたような、ご自身の事情がまだ生徒側にいるべきと見受けられる方も結構いらっしゃいました。ざっくり言ってしまうと、「ボランティアをする」以前にご自身の生活の基盤が弱い?気持ち的な余裕がない?感じで、生徒よりも生徒みたいになってしまうのです。(ご本人のせいではないですが、違和感が出たり、無料生徒みたいに見られたり)

もちろん(これも以前書きましたが)その方たちがスクールに関わりご自身の安定や社会性を培ってもらえるのは、本来は素晴らしいことではあるのですが、なかなか現実的には構造上無理があるわけです。

ちなみに「善意で支援をお願いするボランティアと言う性質上、一段落前の私が書いたことを言うのはタブーとされています」「はっきりとはさせずに施設側がゆるゆると、すみ分けしていく、善意を傷つけないことが大事なのです」
(でも書いてしまいました。これが私が体制側に非難される癖です)


結局。ボランティアに来てくれた方の約8割は長くは続かず縁遠くなっています。
これは私が関係していた児童養護施設でも同じような気配です。

なぜでしょう?簡単に言うと「支援側の気持ち通りに子供が反応しないことで大人がめげてしまうことが多い」「子供の背景を考えて耐える時間を計算しないで、気持ちだけで訪れる方が多い」「自分の理想の形でできると考えていた方が多い」「(決してそうは思ってらっしゃらなくても)おいしいとこ取りのような気持だけでは厳しい現実」「まだ自己が不安定で依存度が高い状態のようだった」などなど、人によっていろんな理由の見え方がありました。

これらはスクール側視点で具体的に言えば「不登校、発達障がい、心的トラウマ等々に起因する子供の複雑な思い」「その言動の裏表」などの事前、事後留意点を学習する意識が弱いとそうなるわけです。


このような事を察知して、子供たちの抱えている課題を一緒に考えながら寄り添う人も20人近くは居たことになります。今も数人が関わってくれています。(先ほどの説明のどのくくりからも、そのような方は出ます)皆さん、かなりつらいこともあるはずです。ふと「なんで無賃金でここまで心を痛めないといけないのか?」「なんで自分の思いが伝わっていない感覚が芽生えるのか?」と大人側が疲弊していくシーンは相当見ています。

それでも来てくれる「明るくしてくれる人、じっと寄り添ってくれる人、独自感を出してくれている人」が不器用な子供が素を出す喜びを体感することを手伝ってくれています。その時、皆さんは一体感で喜びをにじませているのが私の救いです。また、はっきりと意見交換したわけではないのですが、継続してくれている方の多くは「間接的に親御さんのつらさを少し軽減させる気持ちを無意識に感じている気がします」。これはやけに上から理屈に聞こえるかもしれませんが、保育、支援の場ではあり得ること、大事なことだと思います。なにしろ、長く関わってくれているボランティアさんに感謝です。その方々にとって、この活動が将来何かの役に立つことがあるはずだと思いたいです。もちろん、時に推薦状や紹介状なども書いています。ありがとうございます。


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コメント

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[2016/09/07 10:14] | # [ 編集 ]
ATPさま
コメントありがとうございます。間違いなく、これまで来てくれた皆さんに誠意が見えていました。見ようによってはそのお気持ちを踏みにじるような説明になってしまいましたが、こうしてご賛同いただけると、少しほっとします。児童関係に限らずどんな世界でも、ボランティアの是非が問われることがありますが、私は「絶対に必要なもの」だと感じています。応援しています。
[2016/09/07 13:00] URL | FS多摩川 #- [ 編集 ]

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とびたくん

Author:とびたくん
府中のフリースクール運営しています。児童養護施設職員、学童保育指導員、主婦、不登校ひきこもり経験者、保護者、元教師、大学生が仲間です。私も家族が障害に悩み不登校になった経験があります。「学校」に囚われず、フリースクールのほうが合う児童がたくさん居ると思います。学習、遊び、ゲーム、料理、イベント、わんこの触れ合いなど、安心できる場。同じ空間の住人と認め合う、何かしたくなる、知らぬ間にリズムや社会性が身につくのが理想です。安心や自信をつかんで復学した子もいれば、将来にむけて今はじっくり過ごしている子などさまざまです。自由です。皆で通じ合いましょう。
NPOフリースクール僕んち、NPO調布青少年の居場所Kiitos、NPOフリースクール全国ネットワーク、一般社団法人 発達心理ライフケア協会の皆様にご協力、ご指導いただきながら、生徒会員や保護者のみなさんと頑張っています。
お問い合わせメールはfreeschooltamagawa@vesta.ocn.co.jpです。

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