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府中駅徒歩5分(多摩地区) NPO法人フリースクール多摩川 不登校支援
                         育児、学童保育、児童養護施設など集団の中で悩む子どもを見てきました。疎外感を持つ、空気がつらい。発達障がいや心的ストレスを理解してもらえない。皆、居場所や仲間を求めてます。 府中市府中町2-18-17。℡042-319-0408。http://freeschooltamagawa.net。リンクからも行けます。

不登校原因。(自殺も同じです)いじめは少なくて、人間関係や家庭に関わる要因が突出です。(文科省調査)

先日、文科省が公開をした27年度児童生徒の「問題行動調査」のうち、不登校の児童生徒数に関するデータを少し紹介します。この調査は他に自殺、暴力、いじめなども調査していまして100ページ以上となっています。ここでは簡単に傾向などをお知らせします。
タイトルにしたように、(世間のイメージでは不登校や自殺の要因の多くにいじめがあると思いがちですが)この調査ではいじめを除く人間関係や家庭に関わる問題が要因の多くを占めています。

例えば、これまで当スクールに見学に来てくれた200人弱の親御さんの中には「いじめられて」を前面に言う方もいるし「子供自身の人かかわりの困り感」「ご家庭の課題で子供に負担をかけていたかも」などと分析する方もいます。当然、後者の保護者さんのお子さんがスクール生徒になることが多く、後々いい状態になっていくと感じています。
もちろん、本当に家庭に問題があると言うわけではないんです。それは子どもがどう感じているかと言う観点での分析です。だから(説明が難しい)ほとんどの場合は家庭に問題ありではなくて、お子さんが自分のこと以外はしっかり見れていない、気づけない状況、さらには被害妄想気味になっているとか、そのような意味での家庭に関わる問題となると考えます


また、子ども世界でいじめは大問題であること、あってはいけないこと、27年度は認知22万件を超えていまして、やはり酷い状態であること、表面化しにくいことなどは決して軽く見てはいけないと思います。当たり前のことですが念のために付け加えました。

先に自殺について。
27年小中高の自殺者214人(前年232人)小4人中56人高154人。
全体のうち、いじめが原因を見られるもの9人。


では不登校調査からの報告です。今年から「欠席90日以上」「出席10日以下」「出席0日」の人数調査をしています。

不登校全体   小27581人    中98428人       高49591人
90日未満    小12612      中23407         高34671
90日以上    小12404(45%)  中59920(60,9%) 高11593(23,4%) 
出席0から10日 小2565(9,3%)  中15101(15,4%)  高3327(6,7%)

小学生は238人に一人、中学生は35人に一人、高校生は71人に一人が不登校になっています。
ちなみに高校退学者数は13570人です。これは不登校でない状態からの子も含まれた数値だと思います。

小中学校での不登校生徒への指導結果です。126009人が対象児童です。
登校できるようになった子      36145人
指導継続中の子            89864人
うち、登校してないが好ましい状況の子 27612人

現在、フリースクールの多くでは生徒は所属学校出席扱いになっていますが、この調査で「登校できている子扱い」なのか「好ましい状況の子扱い」なのか、調べきれませんでした。すみません!

不登校の要因。これは複合表なので説明しにくいのですが、小中不登校生徒の調査をざっと書きます。(主としてそこが根底なので)

不登校児童数121,889人その原因としてあげられたもの。

本人が人関係で悩んでいる 20829人(17,1%)
無気力になっている      37141人(30,5%)
不安感が強くなっている   37058人(30,4%)
 

ではこのような状態になった理由はなにか?についてです。

いじめを受けたから     652人(0,5%)
先生との関係で       3327人(2,7%)
学業不振           24138(19,8%)
友人との関係(いじめ無し)32199(26,4%)
家庭に関わること      46351(38,0%)
(家庭の欄には家庭の生活環境の急激な変化,親子関係をめぐる問題,家庭内の不和等が該当すると注釈されています。)


以上です。なかなか整理して分析できるようなことではないし、複合的な要素も絡み合うでしょう。

スクールでも皆の無気力、不安、人関係の困り感を減らしていくことをメインとしています。それによって、どんどん友達との関係がうまく出来るようになっていますし、(そう言ってはなんですが)更には中高くらいからは家の不満も言える子も増えています。これ青年期にはとても良いことなんです。もちろん、家族を悪く思い込み過ぎているようなときは、そこを子供に気づかせることもしますが。なにしろ根本は家族大事でありつつ、不満も出せる、親子でも違うことを認知する?これは大人になる前の重要な経過ポイントではあります。 

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とびたくん

Author:とびたくん
児童養護施設職員、学童保育指導員、主婦、保護者、元教師、大学生が仲間です。私も家族が障害に悩み不登校になった経験があります。「学校」に囚われず、学習、遊び、ゲーム、料理、イベント、わんこの触れ合いなど、安心できる場。同じ空間の住人と認め合う、何かしたくなる、知らぬ間にリズムや社会性が身につくのが理想です。安心や自信、仲間を得て、大学に進んだ子、中高復学した子、学校併用の子。さまざまです。NPO調布青少年の居場所Kiitos、NPOフリースクール全国ネットワーク、一般社団法人 発達心理ライフケア協会の皆様にご協力、ご指導いただきながら、生徒会員や保護者のみなさんと頑張っています。

2017年には教育確保法が成立、フリースクールは学校と同じ扱い、つまり学校以外の子供の教育の場と認められました。しかし、まだ国から財政支援が得られていませんので、運営側と保護者の負担が大きいままです。皆さんで国や社会に訴えて、本当の教育無償化を目指しましょう。

 →スクールのパンフレットです1  →スクールのパンフレットです2

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