FC2ブログ
府中駅徒歩5分(多摩地区) NPO法人フリースクール多摩川 不登校支援
                         育児、学童保育、児童養護施設など集団の中で悩む子どもを見てきました。疎外感を持つ、空気がつらい。発達障がいや心的ストレスを理解してもらえない。皆、居場所や仲間を求めてます。 府中市府中町2-18-17。℡042-319-0408。http://freeschooltamagawa.net。リンクからも行けます。

ほうれんそうで誤解されて対応がむずかしいグレイゾーン グレイッシュホワイトゾーンの人

NCM_5661.jpg NCM_5653 (2)
今度、BBCなどにも放送記事を書いているイタリア人記者さんが取材に来てくれることになりました。日本の不登校問題の本質にせまる?ような記事だそうです。それをお受けしてからいろいろ考えて「そうだ、ここは自分でも改めて整理しておこうと思ったことを
ブログに書いてみます。うまく言えるかわかりませんが、私が言いたいことのメインは黒よりもグレー、さらにはグレイッシュホワイトと区分される人には行政支援や一般型支援はあてはめられないのはやむを得ない面もある。だから社会構造の隙間にはまりやすいので、形のあいまいな中でそのような人を支援と言うか、人として仲間関係でいることが肝心だと言うことになるかもしれません。

さて、本題です。ほうれんそうと言う話は集団の仕事やクラブ、サークル、地域会などを経験した人にはなじみがあると思います。そうです。報告、連絡、相談ですね?最近は企業の考えとして「こればかりやっていれば形だけ集団構成員になれると早合点する輩がいて、その人たちは集団の中でいつまでも自己対応力、責任感などが育めなくなる」と言う懸念を説く方もいます。まあ、確かに言えますがそれはそれとして。

このほうれんそうは例え上のような集団でなくても、例えば遊び仲間、なにかで集った仲間(家族も)、極端に言えば2人以上の意志共有した仲間(夫婦も)でもある程度必要になります。くだけて言うと「今何が起こっているか、誰がどう思っているか、どう動く予定か、それぞれの参加者が互いに分かり合っていないと集団でなくなる」からです

このため、職業集団だけでなく友達や家族などの間でもほうれんそうを省略して行動する人には落胆したり、指摘したりすることは増えます。そりゃそうですよね?「〇はなにも言わずに勝手にこうした、だから事前に確認しても返事から何考えてるかわからんし。仲間を大事に思ってるならそんな自己中のやり方しないよなあ。まず同じ目線での情報共有がなくては仲間空気はできないものねえ」

実はこれ学校や職場などでは阻害、からかい、いじめの元になることは多いです。
最初はモラハラ側がビビるんですね。(モラハラ側が悪いのは間違いないですが、そちらもなにかと越えなくてはいけない個人の困り課題、環境課題などがあるので一方的には裁けない時もあります。心が狭いのは性格のせいではないケースも多いわけでして)


話が逸れかけました。

発達障害の人が集団で違和感を持たれる、指摘される、時には責められる要素の多くに、この「ほうれんそうを大事に思っていないんじゃないかと疑われること」が多いです。無理もないんです。やり方はスクールのような体験繰り返し方を採用する、療育施設などで個で専門療育をする、いろいろありますが、なにしろスキル訓練をしないと致命的にほうれんそう軽視の人に見えてしまうのは確かなのです。また、このほうれんそうは「人のことを考える」「和を維持する」「自己中にならない」「節度を持つ」「場をわきまえる」などとも関連したことにも通じているわけです

発達障害の独自の認知の仕組みを知らない人から見れば「おいしいとこどり自己中、他人の都合を気遣えない人」に見えてしまうわけです。でも今は理解が進んでいますので「自らその特性を打ち明けておく」「協力を求める」などできる人も増えていますし、集団側にも「わざとではないんだな」「ほうれんそうや人との和の重要性は知っているけど、自己としての認知や他の複合的な物事と同時に考える応用などがうまく発想リンクできないから、あたかもそれらを軽視しているような行動(無行動)になっているので悪意はないな」と言う感覚も持てる人が増えています。
だから、極論を言えば「黒=発達障害の検査数値でそう診断されている人」「それを公にしている人」にはそうそう怒る人はいない理屈になります。

しかし、現実的には「検査結果では微妙、医師や心理士は健常ではないと思っている。でも困り感もそこまでではないだろうし。凹部分も成長期待できる、なのでグレーゾーンにします」これが多いんです。この人たちは世間のくくりの中では一般に属します。なので、周りはおろか本人にも発達障害と言うワードは用いずに癖として直そうね?気づこうね?として対応することも多いです。(ここで君は普通だしか言わないで放置対応していると自己癖に留意しないままで、ほうれんそうをはじめ、あらゆる社会での人かかわりのお約束行動が極端に弱いままで集団に出ることになり2次的なこまりが出ることも多いです。カテゴリーが一般なので特に周りには何も言わないでいると、人関わり行動の独自性が悪意から成り立っていると誤解を生むこともあり、性格が悪いように言われたりして。とても難しいところです。だから思い余った親御さんが「いっそグレーでなくて黒としてもらえたらいいのに」と感じてしまうことも気持は理解できなくはないと思ったこともあります。でもやっぱりグレーはグレーなのでそれが良かったと思えるような取り組みは必然かとも思いなおします。

さて、さらに話はややこしくなります。ここからは独自の考えです、でも仲間の医師や心理士、読んだ本、聞いた講習、自分の見てきた人たちを通して「たぶんそうじゃないかな」と思うことなので書きます。

特に発達検査を必要としないとして生きている一般の人にも発達凸凹は必ずあります。その数値が(数字は適当です)10だとはっきり発達障害と診断される、6以下4までをグレーと言われるとしたら、1から3は誰でも凸凹はあるんだと思います。それは誰にでもあっても自然な普通人です・・・・
ただ、その中には「ほうれんそう」あるいは「それに準じた社会的お約束」の認知や対応が弱い状況になりやすい人が結構います。私の場合、自身がそうでした。家族にもいます。過去友達にも複数いました、育てた子たちに結構いました。サラリーマン時代の上司部下にも複数いました、仲間にも複数いました。もちろん、だれでも精神的に不調だったり悩みがあったりすれば、社会お約束はどうでもいいモードにもなりますので、ここに書いたことは暴論です。実はその時だけのものも多いでしょう(すみません!)でも、特に不調でなくても、つい癖でそのような傾向に出やすい人は結構いることは間違いないと思うんです。(なぜなら皆、落ち着いている時、自分でそうのような癖があると言うから)

それで、この(グレイッシュホワイトと便宜上言います)状態にある人は「物の認知や全体把握、応用理解が一般である」とされていますので、つまり「わびさびも気遣いもわかる人」とみられます。なのに人関わりでのお約束行為を省略すると言うことは。「これはまさしく悪意であり甘えであり傲慢、自己中じゃないか」と周りに本気で責められるんです。

黒、グレー、白に近いグレー、構成的には右に行くほど人数は多くなる筈です。右に行くほど実態が分からず支援もなくなります。理論上は支援がなくても問題ない白とほぼ同じカテゴリーなのでそれも仕方ないし、しかも支援しようとしたら人権侵害のようなこともあり得ます。でもこれまで見てきて、その人たちの困り感は感じています。私は発達障害うんぬんは関係なく、このグレイッシュホワイト状態の人が安心して、元から持っているお約束スキルを素直に出せる環境で過ごすことが必要で、そこが充実してこそ、本当に困っている子の支援も幅が広がるような気がしています。(昔からありますが、人を責めることなく本人が気づくまで寄り添うような支援と似ているのかなと思っています)

ただ今回の件はブログでしか言えないし、普段の私の活動を見ている人にしか言えないのは確かです。誤解されるので。
でも、少しづつ皆で考えていきます。



スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

プロフィール

とびたくん

Author:とびたくん
児童養護施設職員、学童保育指導員、主婦、保護者、元教師、大学生が仲間です。私も家族が障害に悩み不登校になった経験があります。「学校」に囚われず、学習、遊び、ゲーム、料理、イベント、わんこの触れ合いなど、安心できる場。同じ空間の住人と認め合う、何かしたくなる、知らぬ間にリズムや社会性が身につくのが理想です。安心や自信、仲間を得て、大学に進んだ子、中高復学した子、学校併用の子。さまざまです。NPO調布青少年の居場所Kiitos、NPOフリースクール全国ネットワーク、一般社団法人 発達心理ライフケア協会の皆様にご協力、ご指導いただきながら、生徒会員や保護者のみなさんと頑張っています。

2017年には教育確保法が成立、フリースクールは学校と同じ扱い、つまり学校以外の子供の教育の場と認められました。しかし、まだ国から財政支援が得られていませんので、運営側と保護者の負担が大きいままです。皆さんで国や社会に訴えて、本当の教育無償化を目指しましょう。

 →スクールのパンフレットです1  →スクールのパンフレットです2

最新記事

リンク

カテゴリ

最新コメント

メールでのお問い合わせ

フリースクール多摩川のアドレスに送信されますので、他の人には 見えません。

名前:
メール:
件名:
本文:

メールの欄は貴方のアドレスを入れてください。

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

最新トラックバック

アフィリエイト